
2026年3月7日(土曜日)
本日は快晴。
どこか遠出をしたいと思い立ち、以前に訪れてことのある
東洋のナイアガラ「原尻の滝」を目指すことにした。
自宅の佐賀から車で約100km
寄り道ドライブの始まりである。

移動手段は自動車。愛車は日産キューブの黒
私の旅は「寄り道ドライブ」を信条としている。
目的地に対してもだが、それ以上に目的地に到着するまでの過程を楽しむことを目的にしているのだ。
故に、高速道路というのは滅多に使わない。
基本は下道で移動して、道中に気になったところがあれば、積極的に立ち寄るようにしている。

この鯛生金山(たいおきんざん)も昼食がてら立ち寄った、道中スポットである。
ここは大分県日田市にある、日本有数の歴史を持つ金鉱山跡で、現在は観光施設として整備されていた。
鯛生金山は、かつて東洋有数の金の産出量を誇った鉱山だったらしい。
今は地底博物館として鉱山探索と砂金採り体験ができるそうだ。
3月に砂金採りは水が冷たいのでは?とも思ったが、どうやらお湯に泥を沈めているらしい。
平日ゆえにか人はほとんどいなかったが、家族連れが体験に参加していた。
とはいえ、私が立ち寄った目的は昼食をとるためである。
鉱山見学の受付の2階が、レストランになっていたので、「中津江うどん720円」を食す。
おでんのような具材にかしわも入っており、よい出汁が出ている。
九州によくある柔らかすぎる麺は少々苦手なのだが、中津江うどんはそこそこのコシがあってたいへん自分好みのうどんだった。
驚いたのは、座敷がこたつ仕様だったことだろう、3月はまだ寒いため結構うれしい店に思う。
自分は窓際に設置されたカウンター席で、公園の小さな滝を見ながら食事したのだが、誰かと共にするならこたつを利用してもよいだろう。

自宅のある佐賀から、熊本や宮崎などに移動する時、必ず通るのが阿蘇山近隣である。
阿蘇の山々と車窓から流れる高原の景色は、日本有数のドライブスポットと呼ばれるだけはあるのだ。
春夏秋冬違った景色を見せてくれるこの景観は、たとえ同じ道を走ったとしても決して飽きることがない。

そんな中あらわれる展望スポットは、目的地への到着を遅らせてでも立ち寄る価値が十分にある。
思わず車を止めてしまったここは、「久住高原展望台」というらしい。

この時期、風が冷たいのがちと難点だが、目の前の広大な景観には時間を忘れて滞在してしまう。

見渡す限りの高原というのは、かくも目を取られるものなのだろうか?
寒いはずの風の音すら、この場の雰囲気に浸らせてくれるBGMのように感じる。

今回の旅の目的は滝を見ることだったのだが、「岡城」という城跡がみられるということで、少し立ち寄った。
駐車場からしばらく歩くと、城壁へと続く道が見えてきたのだが、中々期待させてくれる景色じゃないか。

岡城跡は、大分県竹田市にある戦国時代の山城跡で、「難攻不落の城」として知られているらしい。
確かにこれを登って攻めてくるのは無理だろう。


城壁の傍からは、ここまでの道のりが一望できる。
攻める側からしたら、怖いだろうな。

ここはかつての見張り台跡だろうか?
岡城の起源は1185年、源氏側の武将・緒方三郎惟栄による築城とされている。

800年以上前にこのような高地でこれほどの城壁を再建するとは、なんとも驚嘆すべき事実だ。

岡城が本格的な軍事拠点として活躍するのは戦国時代で、豊後国を支配した 大友宗麟(大友氏)にとって豊後を守る最前線の山城だった。
戦国後期に大規模改修され石垣を全面的に導入、これを機に「戦う城」から「統治する城」への転換となったのだが、戦国時代に活躍した九州戦国史のリアルな防衛拠点というのは、実に趣深い歴史を感じる。

原尻の滝へと向かう前に、近くに「蝙蝠の滝展望所」という場所があるらしく立ち寄った。
しかし、道中があまりにも狭く。
少し手前のスペースで車を止めて、徒歩で向かっていく。
写真は途中で見つけた田畑のものだが、天空にある農場のようで少し面白い。

狭い農道のような道を抜けると、確かに駐車場があった。
そこからは「蝙蝠の滝」が見下ろせる。
普段、滝を見に行くとなると滝を見上げることが多いのだが、こうして俯瞰で滝を見下ろすというのは、中々珍しい体験だ。
周囲の地形と相まってより風情が感じられる。

ここは、滝の迫力を見に来るものではなく、滝のある風景を楽しむ場所と言えるだろう。

山道を抜けて田んぼ道を進むと、ようやく目的地である「原尻の滝」へと到着する。
自宅からまっすぐ来ても片道3時間。
色々と寄り道をしたので、プラス2時間はかかったろうか?
それでも、東洋のナイアガラとまで言われるこの滝は、見に来る価値が十分にある。

原尻の滝を見に来て、必ず語らなければいけない見どころに、滝の正面にかかるつり橋がある。
つり橋を渡りながら真正面に滝を見れるというのは、中々お目にかかれない体験となるだろう。
動画を撮りながら渡るつり橋は、思った以上に怖かった。

原尻の滝はつり橋を渡ることで正面から、渡った先の道をぐるっと回ることで滝の上部から、大迫力の景観を楽しむことができる。

川の中に立つ鳥居が見れるのも、珍しい景色に思えた。
少し怖いが、こうして滝つぼをのぞき込むこともできる。
この迫力は、確かに東洋のナイアガラと言えるだろう。

出発時間朝の9時に対して、家に帰ったのが20時と、休日をほぼ使い切った形になった。
私の旅のやり方は寄り道・立ち寄りが多いので、下手をすると目的地への到着も怪しくなる。
それでも、この寄り道ドライブには旅のわくわくをより強く感じさせてくれる魅力がある。
特に九州は、道中に出会える絶景が多いと改めて確認できた旅だった。
